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「病気知らずで、元気に育ってくれるだけで充分」と思っていても、年齢が上がるほどに子どもたちの学習面も気になってくるものです。むかしから、「魚を食べると頭がよくなる」と言われていますが、なにかを食べて頭がよくなることは本当にあるのでしょうか?
「脳にいいとされる食材」や「NGな食べ方」、また、園での生活習慣からのアプローチについて、栄養士の笠井奈津子さんに教えてもらいます。
文/栄養士 笠井奈津子 写真/櫻井健司
近年よく聞くブレインフードってなに?
近年、脳を活性化する食べ物、脳にとっていいとされる食べものを「ブレインフード」と言うようになりました。
ブレインフードの代表例としては、栄養素・DHA(ドコサヘキサエン酸)を多く含む魚が挙げられます。DHAは脳の細胞膜を形成するリン脂質に含まれていて、それが多いほど記憶促進物質の情報伝達がスムーズになり、記憶力や学習力の向上に寄与するとされます。
しかしながら、そこには問題があります。DHAを多く含む食材は子どもが好むものではなく、頻繁に食卓に上る食材ではないからです。
<DHAを多く含む食材の例>
ぶり、さば、さんま、いわしなどの青魚まぐろうなぎ
そのうえ、DHAは必須脂
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