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子どもたちがみんな一緒に歌を歌ったり合奏をしたりといった活動は、むかしから保育現場で欠かせないものです。保育現場における音楽教育にはどんな意義があるのでしょうか。
音楽による幼児教育研究を専門とする、高崎健康福祉大学人間発達学部子ども教育学科教授の岡本拡子先生にお話を聞きました。
構成/岩川悟(合同会社スリップストリーム)取材・文/清家茂樹 写真/玉井美世子
目次発達途上の子どもはあらゆる音を聞いてしまう心地よい音を残して、不要な音はなるべく排除していく人間にとって欠かせない力を育む「唱え言葉」歌をうまく歌えるようになることが重要なのではない
発達途上の子どもはあらゆる音を聞いてしまう
子どもは母親のおなかのなかにいるときから外部の音を聞いています。いちばんよく聞こえるのが母親の声や心臓の音であるために、生まれたあとも母親の声や心臓の音を聞くと胎内にいたときの心地よさを感じて子どもは安心します。
また、「胎教」(母親のおなかのなかにいるときから赤ちゃんに音楽を聞かせたり優しく話しかけてあげたりすること)が子どもの発達によい影響を与えるということは、ずいぶんむかしから広く知られていますよね。
わたし自身も、心や感性の育ちにとって音や音楽はとても大切なものだと
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